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2004年1月10日 (土曜日)

速乾性の漆が開発された!?

いわゆる和竿を作る時に無くてはならない大事なものが塗料として使われる漆。
漆と言っても色々あって今では東南アジアからの輸入物が殆どで、ネットで調べてみると国内で少量生産される漆と中国やベトナムなどで生産されているものとは成分がかなり違うようである。
竿を作る時に使う漆は単純な黒の漆で糸を巻いた部分を塗るオーソドックスな作りであっても、塗立、呂色、瀬〆、生正味の4種類を使う。このうち国産は仕上げに胴全体を塗る生正味だけである。
余談ではあるけれど、漆の呼び名は地方によって様々であるらしいがここでは東京での呼び名を使わせてもらう。

純国産漆生正味と他の漆との価格差は1チューブ(50cc?正確な容量不明(^^;)で3~4倍違う。生正味を塗る(と言うよりも拭くという感じ?)時は特別な塗り方を別として、手で竹に刷り込むように良く伸ばし、更に布で拭き取ってしまう。
もったいないようだけどこれを何度も繰り返すことによって薄い皮膜で強靱な保護力や言い難い奥深い艶を出していくわけなのである。

塗った漆はどう乾かすか?
普通、塗料と言うと乾燥させて乾かすというイメージがあるけれど、漆の場合はちょっと違う。
漆は空気中の湿度や温度に反応して乾いていくのである。乾いていく課程で湿度を取り込むといったイメージなので、空気中に浮遊している埃も受け入れる。埃を取り込まず、湿度をある一定の条件に保つ意味も含め、漆を乾かす際には室「ムロ」と呼ばれる箱を使う。
室に入れた漆はどのくらいで乾くか?
気温の上がる5月~10月くらいまでは半日もしくは3時間も入れておけば乾くのが普通だけど、寒い時期は更に時間が掛かって丸一日なんてこともあるし、条件が悪いと乾かず仕舞いということも。。
一見して表面が乾いているようでも完全には乾ききっていなかったりする厄介なものであったりもする。
出来て間もない漆器を購入し、それにかぶれると言う話もあるくらいで、完全に乾くのには半年は必要であろう。

そんな厄介な漆に速乾性のものが開発されたらしい。
どのようなものなのか非常に興味がある。和竿界で受け入れられるのであろうか?
それとも一過性の新製品としてすたれていくのか。
かなり古くからの歴史を持つ塗料だけに、今後定着するのかに注目していきたい。

記事はここである。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040108-00000006-khk-toh

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