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2007年11月15日 (木曜日)

包丁購入

ずーーっと前から思っていたのだが、いつも料理で使っている包丁を一度本職に研いでもらおうと考えてはいたのだけどなかなかいざ実行に移せなかったのだ。
しかしつい最近2本有る刺身包丁のうち1本の握り部分が壊れてしまい、ついでに菜切り包丁と魚卸しに一番良く使う小出刃と3本まとめて面倒みてもらおうと、オイラの住まいから割と近所にある刃物屋さんに今週月曜日に持ち込んだ。

「あの~、菜切り包丁と刺身包丁の握りを直して、小出刃と3本研いで頂きたいんですけど。」

一見して職人気質と見受けられる50代位?と思われる店主は俺が持ち込んだ包丁を見て
「あのさぁ、出刃はまだ良いけど、他の2本は直しと研ぎで1万円以上掛かるよ?それでも良いならやるけどさ。」

値段の事は全く考えていなかったんだけど、2本で1万円と言ったら考え込まずにはいられない金額だぜ。
俺がうーーんと考えていると店主のアドバイスが。

「こんな中途半端な長さの刺身包丁使ってるんだったら、同じくらいの金額出して肉も野菜も切れる包丁1本買った方が良いような気がするけどなぁ、俺ならな。」

心が動く。
包丁なんて物は滅多に買う物でも無く、今使っている包丁もいつ買ったか全く覚えて無いくらい昔に買ったのか、はたまたどこかの引き出物のカタログで選んでもらったような物だと記憶している。
そのもっと前には深夜のテレビショッピングでトマトやサンドウィッチをサクサク切ってるのを観て電話に飛びついて注文してみたけれど、届いたブツは全くのインチキでテレビでやっていたような切れ方はしなかったし、その3本とももう既にずっと前から見掛けないので短命のまま廃棄されたのだと思う。
この一件以来、テレビショッピングやカタログショッピングの類には安易に飛びつかないことになった。これが学習能力と言う物である。

で、少し考えた挙げ句、店主が見せてくれた見た目はごく普通の包丁を買ってみることにした。
出刃だけは研いでもらおうと思っていたのだが、仕上がりが4.5日後だと言うことだったので、取りあえず日曜に釣った鯛を捌いてから研ぎに出しますと言って持ち込んだ3本全て持ち帰って新しい包丁を手に帰宅したのだ。

Dscn1988

価格は12800円。
鍛冶屋が作った物を仕入れて、店主が研いでから店頭に出すらしいその包丁を箱から出して刃先を指で触ってみると、今までの包丁とは全く違う。
例えて言うならば刃先がカミソリのようで、試しに刃先で手に持った紙をす~っと撫でてみると、スッパリ切れてしまう鋭さ。

その日は取説をじっくり読むだけで実際には使わず、翌日の夕方初めてその包丁で人参、大根、玉葱、長葱等を切ってみた。
今まで使っていた包丁達は何だったんだろう?って感じで、野菜をまな板に置いて軽く包丁を前に滑らせると野菜が切れてしまう。
凄く驚いたわ。

店主によると、包丁は使ったらすぐに水気、脂気を拭き取らなくちゃ駄目。
仕舞う時は立てないで布を引いた上に寝かせるように保存する。
研がなくちゃいけない時期の見定めは、玉葱を切って涙が出るようになったら研ぐ。

もちろん研ぎ方も教わったし、研ぎ方の詳しい説明書も添付されていたので、多分今使っている2種類の砥石で素人なりに研いでみれば良いだろう。
そして切れ味が顕著に悪くなれば、またあのお店に持って行こう。

で、今日は再度その店に出向き、小出刃を研いでもらおうと持ち込んだ。
来週月曜日に仕上がる予定だが、出来上がりが楽しみである。
因みに研ぎ代は2800円。

良く、町中に「包丁研ぎます 500円」と書いて有るのを見掛けるが、それとどう違うのか?と店主に尋ねてみると、「研いでもらってごらんよ。 壊されるから。」
との答え。

最近は「研ぎます」の看板を出していても、まともに刃物を研げる人がかなり少なくなったそうだ。
その店に来た客が「研ぎに出したら切れなくなっちゃったよ。老舗の刃物屋で2000円以上出して研いでもらったのに・・」 と持ち込んで来た刃先を見て店主は愕然としたって。

なんだか久しぶりに本物の解る人に出会ったみたいで嬉しかったよ。

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コメント

優れた包丁や職人さんに出会えて良かったと思います。私の先輩に種子島で包丁を制作している方がいます。デパートの物産展などでその包丁に出会うことができますが、ホームページから購入することもできます。ユーザーからは日本橋の某刃物店の製品より激しく切れるとのお言葉をたくさん頂戴しているようです。
私も何本か持っており、切れ味と値段の安さに感動をしています。「池浪刃物製作所」さんのホームページを覗いてみて下さい。

投稿: ffish時代の鯉 | 2007年11月16日 (金曜日) 08:46

池浪刃物製作所のサイト、拝見させて頂きました。
価格も驚く程高くも無く、品質もすばらしい物だと思われます。
が、先日の刃物店で店主が「包丁の所有は極力本数を減らして、一本の包丁に手を掛けてやった方が良い」との持論を聞き、なるほどなと納得したばかりなので、すぐには新たな購入はしないと思います。
次に包丁を購入する機会が有れば是非種子島から購入したいですね。

日本橋の某刃物店とは、研ぎに出して切れなくなったと持ち込まれた包丁を研いだ店と一緒だと思われます。(^^;

鯉さんって、もしかして青いアベニールに乗っていた方ですか?
懐かしいです。(^^)

投稿: たぬき | 2007年11月18日 (日曜日) 23:17

青いアベニールに乗っていた者です。あれからだいぶ時間がたち本当に懐かしく思います。ブログを通じて相変わらず精力的に遊んでいるお姿を拝見しとても嬉しいです。

投稿: ffish時代の鯉 | 2007年11月20日 (火曜日) 08:20

やはりそうでしたか。
私の記念すべきffishのOLM、初参加でお会いした時は、一緒に連れて行った今では二人の子持ちの長女もまだ小学生でしたもんね。

最後にご一緒したのは何年前でしょ?
久しぶりにお酒でもご一緒したいものです。

投稿: たぬき | 2007年11月20日 (火曜日) 22:36

まいど、いつも感心しながら拝読。
包丁。これは釣師の必需品で、研ぎは肝心。使い終わると、拭いて新聞紙にくるくる巻くだけ。新聞のインクの油が微妙に良いのだと聞いたことがある。迷信みたいだけど、実行している。中出刃と柳刃大小を使っている。あじ切りはほとんど使っていない。昔、天然砥が気になって、いろいろ迷った。これはきりがない世界で、マニアック。書道の硯も同様。きりがない。祖父が使っていた青砥がころがっていた。昔の家庭にはたいてい天然砥があったのじゃないかな。産地の名前がいろいろ付いている。とくに仕上砥。戸倉と一緒に使う。えーと、文庫本の解説入門書でいいのがあったけど出てこない。でも友人の寿司屋に聞いたら、昔はともかく、今は人工砥が一番だというので気が抜けた。

投稿: 潮風 | 2007年11月23日 (金曜日) 10:08

潮風さん

新聞紙、これは私もとても重宝しおります。
まず、釣魚を卸す際はまな板の上に敷きますと鱗、アラごとくるくる丸めてポイできます。
包丁を持ち歩く時(今回研ぎに出す時)も新聞紙にくるんで行ったし、刃物屋さんが研いでくれた出刃包丁も新聞紙にくるまって帰って来ました。

包丁の話をし出したら、何度かその話題だけに絞ってOLDが出来るのでは無いでしょうか?
釣り人それぞれにこだわりを持って居るでしょうし、ましてや砥石までにこだわると・・・(^^;

一度妻と別れて、自分で料理をするようになって再び妻を娶って気付いた事ですが、料理を日常的に作っている女房よりも、たまにしか作らない(私の場合作る比率はとても高いですが(汗))男の方が圧倒的に道具にこだわりますね。

これが男の性なのでしょうか。

投稿: たぬき | 2007年11月23日 (金曜日) 21:46

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